極楽地獄会柱開闢内部資料
天界について
天界とはどんな所？
天界は人間界とは異なった特殊な物質で構成される所で、その特殊な物質の総称を、わかりやすいように『光』と呼ぶ。
人間界から天界に移動する際、境目の門番が物質変換を行い、
その物体を光の構成要素に基づく物体に変換してから天界に入ることが可能となる。
天界の昼と夜
天界の時間的な流れは人間界のものとは異なり、昼や夜などが存在するものの、人間界の時間よりは
だいぶゆったりした時間で流れている。
天界の昼とは神界の穴から光が放出される期間のことを指し、
夜は逆に、光が天に吸い込まれる、神界に戻る期間のことをいう。
天界の特殊な物質『光』
天界の構成要素である『光』は、力が強まると収束して結合し、エネルギーレベルが一定より弱まると、その結合を保てなくなり分解する。
この原理は天使の死とも関連し、天界にある天使の墓場では、
著しく存在を保てなくなった天界の住人たちが行き着く死という場所である。
分解された光は他の構成要素として再利用されると言われているが、
再利用される為にその光が別の循環(輪廻)に入った地点で
その天使の復活は完全に不可能となる。
天使たちの眠る場所
天使たちは空中だろうが地下深くだろうが天界ならば場所を問わず眠りに就くことが出来るが、眠ると、眠り場(sleep field)と呼ばれる空間に自動的に誘われ、その眠り場に天使たちは集結して眠る。
その空間は非常にふかふかして、天使のお布団といわれる、綿雲のような白いものが天使を包み込んでいるという。
天界的ヒエラルキー(Hierarchie)
天使たちの階級について
ごっくー天界では大雑把に『上級天使』『中級天使』『下級天使』とに分かれ、上級天使の上位に【幹部】や【精鋭部隊】たちが在籍する。
上級天使以上の位がある天使は天界の中央に位置する【天界城(仮称)】に身を置くことを許される。
天界城とは、直接神と繋がりエネルギーを貰える場所で、
天界の中でも最も神性且つエネルギーの高い、神に近い場所とされる。
一節には、天使の能力は本来皆等しいが、
住まう場所により能力の開花度合いが異なってくるために力の差が生まれるとも言われる。
つまり、上級天使たちは力が強くて上級天使になったのではなく、
上級天使であることを認められ、神界のエネルギーを直に受けられる天界城にいるからこそ
その能力が高いのだと言うのである。
だがその真偽の程は定かではない。
一方下級天使たちの中には、人間から天使になったものや、見習い天使も含まれ、
その下の領域に存在する数と種類は計り知れない。
天界の天使たちの大雑把なランク付け(格付け)ピラミッド図
天界城の最上層部、神界と繋がっているところに神サマと呼ばれる存在がおり、
一部の幹部天使たちは最上層部への侵入を許される。
初めに天界を創造したとされる１８天使もこの階級に含まれる。
ストーリーの進行度合いにより異なるが、
・12/6/16現在では、ルーミネイトは他の天使に命令を出すボス的存在の上級天使の中では上の方に君臨する。
さらに上の上級天使は中級天使や下級天使たちと直接的な関わりを持たず、己の職務を全うする。
・ダンテとローザは中級天使に昇格したてである。
昇格したのは数千年前であるが、 中級天使全体としては、まだまだ新米天使に位置する。
・ノルディ(N)は特殊部隊に属しており、通常の天使がこなすような内容の任務はやらない。
天界の中央より北西に位置する地域に通常の天使の能力は持たず、
その代わりに特殊な能力を授けられた天使たちが存在し、
ノルディもそれに当たるため、通常天使が使う魔法などは使えない。
特殊部隊に属する天使は基本的に通常の天使より格が少し上、もしくは例外ポジションとして扱われる。
・ヴァイオレットは未だ下級天使に留まっている。
ダンテ曰く日々のハチャメチャな行動で任務に失敗してばかりだとも考えられるが、
それ以外にも重要な天界の思惑が入っているようにも思える。
・イコンは本を含めた貯蔵庫全体を管理する極めて重要且つ特殊な職種に当たるため、
ランクというものは存在しないが、通常の力で見ると、図のようになると思われる。
地理的観点から見た天界
天界は同時に多次元構造により存在しており、それぞれの観点(次元)から見ることにより全く構造が異なってくる。
例えるならば、肉眼で見た時の土地の見え方と、赤外線で見た時の土地構造が全く異なるといった具合である。
天界はその中でも５次元の構造について特に言及される。
・一つ目は人間的視点から見た天界。
人間に捉えられやすいように、人間のイメージに合った天界になっている。
・２つ目は物質的視界。
これは、筒のようなものが螺旋構造に四方に広がり、極めて難解な立体構造になっている。
これを肉眼で捉えると、所謂「フシギな世界」という感じである。
・３つ目は天使的視点。
天使的視点は曖昧かつ壁が無い。しかし論理的でもある。
人間世界に慣れるとこの世界を捉えることは極めて困難になるが、
天使たちではこの世界が当たり前となる。
個体はあるが、個体は人間のように孤立独立した個体としては存在しておらず、
絶えず交じり合っている。
また、エネルギーの流れが確実に視覚として捉えることが出来る世界である。
４つ目と５つ目はこれまた言及がしにくいので割愛する。
天界の施設や建物と地理について
・至聖天(天界城)：天界における至聖所。聖域の中のさらに格別な聖域。聖域は天界に数カ所あるが、至聖天は天界の中央に位置し、唯一、神と繋がる場所とされる。
至聖天の上層階には、普段目もしないような超上級天使の幹部らがうじゃうじゃ住み着いている。
天界創成に関わった１８天使もここの最上階にいるとされ、神と直接対話しているらしい。
天界創成に携わった１８天使
遥か昔、９天使によって天界創成が行われ、それから９天使が天界を今の形に安定させた。彼らは歴史的な世界の大異変により、記憶を少しずつ失っていると言われている。
天界のヒストリー(history)
時間の進み方が一方方向・一定ではない天界において、過去を語るのは困難だが、
ある空間における天使の記憶に残るもののみを過去と定義するならば、
天界ではかつて魔界としょっちゅう争いを続けていた時代があった。
どちらかが惨敗することもしばしばあり、お互いに多大な被害が出た末に、
現在では休戦協定のようなものがとりあえず表向きは結ばれ、
その証として天界や魔界を行き来するゲートが多く封印されている。
天界天使の多様性(diversity)
天界から通じる異世界・多世界
天界の中にも様々な生き物(存在)が住まう世界が存在するが、さらに天界から沢山の異世界へのゲートが伸びていることもしばしばある。
それらのゲートは出現したり消失したりと予測が困難だが、
異世界への影響により予想だにしない問題が生じることもある。
ローザ曰く、想像しうる世界は、どこかに実際に存在しており、
いつかは天界とつながるかもしれない。らしい。
天使的性別・姿形
天界における性別は基本的に存在しないが、全般的に下級の天使ほど性別分化が顕著で、
上級の天使ほど無性別またはジャンルに当てはまらない存在が多い。
下級天使が性別をはっきりと自己表現しているのは
人間のサポートや観察など、人間と接する部分が多い為とも言われる。
また、明確に２性別にわけることも困難で、
それらは性別を超えた多様性を持っている。
性別を含め姿形なども自由に自己表現が可能で、
人に接するときは人の姿でいることが多く、その他の生物に接するときは、
その生物の姿を象って出現することが多い。
しかしあくまでどういう姿でいるかは自己表現の自由に任せられている。
ただし存在するうえでの個の基本的性質というものがあり、
天使Ａが天使Ｂと全く同じ姿をとり続ける、または偽装して誰かを欺く、
といったことは基本的に困難で、
人間に基本的な顔立ちや体格があるように、天使にも基本的な存在の性質というものが存在し、
その基本部分までねじ曲げて自己表現するのは難しいといわれる。
天使的親子関係
半天使ヴァイオレットとその弟ダンテは、父親が異なり母親が同じ種違いであるといわれるが、
さらにヴァイオレットの父親が悪魔ということで
半悪魔半天使と呼ばれている。
しかし明確に親子関係、兄弟などの関係がある天使ばかりではなく、
複数の存在から生まれた、いわば、親が６人も７人もいる天使もいれば、
明確な親が確定できないといった天使までいる。
また、わかりやすく、血統、血族、など「血」で表現している箇所もあるが、
正確には血ではなく存在が交じり合ってその個が存在している。
親が「空」「森」「湖」という「存在」である天使もいる。
それらの天使は親の存在の性質を受け継いで生まれた為こう表現する。
存在＝性質＝個性 とも言い換えられる。
中には堕天使の中の呪わしい気持ちから生まれた悪魔の存在もいれば、 堕天使に残った誇りが天使となった存在もいるとか。
水素の一部と酸素の一部から水ができた時、
水を子供、水素と酸素を親と呼ぶのとよく似ている。
主反応には直接作用しないが酵素として働いたり、
誕生を手助けする存在がいる場合もある。
生まれるタイミングは、親が誕生を意図した時と、
偶然の一致によって生まれるケースと主に２種類ある。
抱えきれない想いだけが意図せず切り取られ子供となったり、
存在を創造しようと意図し、他の誕生の為に必要な要素が揃って生まれる場合もある。
むやみに存在を増やせば良いというわけでもなく、
あくまで親は自分の存在の一部を分け与える流れになるので、
親の存在は弱体化・存在濃度(力)が薄まることになる。