| ・・・つ・・、つかれました。 |
| もうダメです一歩も動きたくありませんいっそダルマにでも生まれ変わります!!! |
| ・・・・で、見つかったのか? |
| ・・・うっっ・・・・! |
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・・なんだ、見つからなかったのか、期待通りの働きだな。 メリーゴーランドで5、6歳児に混じってすっとぼけた顔の馬の造り物に乗って58回ほど探したのにな。 |
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しょ、しょうがないでしょう~~!! ダンテが急にぼくに渡すはずだった明日任務でひつよーな天使のコンパクトが見当たらないって言うんですから~~!! |
| ・・・・まぁ、もし無くても困るのはお前で、オレは一向に構わないがな。 |
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なんだよもぅ、君が無くしたんでしょ! ダンテも少しは探してください・・! |
| ・・・・ふっ・・探したさ、・・・・0.3秒ぐらい。目で。 |
| 探す気なんて毛頭ないってことじゃないですかそれ! |
| 今頃気づいたのか。 |
| ・・・ううう~~~・・・!!!!! |
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・・・ダンテは横で涼しい顔してますけどね、 ぼくってばメリーゴーランドに58回も乗って探してたからもう、平衡感覚すら無くなってるんですからね! ・・・・乗り物酔いが未だに・・・・うっぷ・・! |
| お、おい、間違ってもこっちに向かって吐くんじゃないぞ!! |
| いちおごっくーの主人公的存在ないたいけ系キャラのぼくが仮にもそんなことする訳ないじゃないですか~・・。 |
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・・・いたいけ系キャラでなく、痛いキャラクターの間違いだ。 あと、主人公でなくただのザコキャラだろう。 前回クリスマスイベントで、お前だけ壁紙になってないのが何よりの証拠だ。 |
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あ・・!うう・・!そうでした・・!!! ど、どうしてぼくだけ壁紙にしてもらえなかったんでしょう!!?? |
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・・・・それは・・、お前みたいな見るからにパッとしないキャラを壁紙にする勇気など無かったんだろう。 もしくはお前に対する関心がもはや無いのか・・。 |
| ・・ぼ、ぼくってばこんなに早くも主人公の座のピンチなんですね・・!ううう・・・。 |
| ていうかオイ、いつから一体何の主人公になったんだ。 |
| ・・え、そ、それはそのー、えーー、と、なんていうか・・ご、極楽地獄の? |
| お前が主人公だとどこかに明記でもしてあるのか? |
| え・・・?・・・・えーと・・・・・(HPちぇっく中) |
| ・・・・・あれ・・っ |
| ・・・・どうだ、書いてなかっただろ。勘違いもはなはだしいな。 |
| うっ・・ううう、で、でもぼく、一番登場してるし・・。 |
| ただでさえ影が薄いからな。 |
| 登場時期も一番早いんですよ。 |
| グズキャラのコンセプトにぴったりだったんだろ。 |
| なんですかそれー!! |
| ・・・・それよりお前、早速忘れてるみたいだが、そのスッカラカンな頭にこれだけは入れておけよ。 |
| ・・・・・な、なんですかもう!! |
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・・・・明日天使のコンパクトを持って行かなければ、任務遂行不可能つまり任務失敗ということで 罰として某L天使の作った新型遠心分離器の実験台にされるそうだ。 |
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え、遠心分離器の実験台って・・・! ・・な、何と何を分離するんですか・・・!!!?? |
| ・・・それは自分で考えるんだな。・・いや、いっそ考えない方が幸せか。 |
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・・・や、やめてくださいその言い方。 だいいち無くしたのダンテなんじゃないんですか!? |
| ・・・・まぁ、無くしたとは一言も言っていないんだが。お前がそう思いたいならそれでいい。 |
| え・・・・、え? |
| 見当たらないのも当然だろう、コンパクトはすでにジスケリオンのところに預けてあるからな。 |
| え、でもダンテ探したんでしょ、コンパクト・・、0.3秒ぐらい・・・・! |
| あれは半分ウソだ、今日はエイプリルフールらしいからな。 |
| ・・わーー!なんだよもー!!天使がウソなんてついて良いんですか! |
| まぁ、探したのはコンパクトでなく、オレがお前につけたはずの発信機なんだが。 |
| ・・・・・は?なんですかそれ!??ど、どういうことですか!!? |
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・・・お前、自分の行動に覚えが無いとは言わせないぞ。 10分以内に届けろと言った書類をローザの所に寄ってから届けやがったな。 この前も、任務そっちのけで人間界に行っていただろう。 ・・・しかし、昼の短時間の休みに立ち入り禁止区域に入って魔界送りになるはずだった千頭の猪を逃がして さらに惚れ薬を散乱させる爆弾の爆発騒ぎを起こすとは思わなかったがな。 |
| ・・・えへへ。 |
| 照れるな!褒めてない!お陰でオレの報告書類の量が50倍に増えたんだぞどうしてくれる! |
| だ、ダンテならどうってことないでしょ。 |
| ・・ああ、ルーミネイト様の命令で作成する分の書類にはいくら量があろうとも全く問題はない。 |
| ・・・・・・・。 |
| だがな、お前のせいで作成しなければならなくなった書類になど、1秒すらもかけたくないんだ、わかるか!!髪一本ほどの労力も費やしてたまるか!!! |
| わ、わかったよ、落ち着いてよ・・・今度ぼくの作った老婆の雄叫び特性弁当あげるからさ。 |
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なんだその見るからに腹を壊して1ヶ月は悶え苦しみそうな悪意に満ちた弁当は。 第一お前の弁当は毎回、黒黒しいドロドロした煙なんかがいつもはみ出ているだろう!天界の材料をどう調理したらそうなるんだ!! お前の弁当の臭いだけで気を失った天使が何人もいることを知らないのか!! |
| ・・・な、なんの話ですかぁ~、ローザ先輩はおいしい☆・・って食べてくれますよ! |
| ・・・・あ、あいつ・・・、あれを食べたのか、天界で黒い噂の絶えないお前の弁当を・・! |
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ぼくのお弁当はいたって普通です。ただちょっとだけ、毎回工夫をこらしてるんです! ぼくなりにつまらないお弁当にならないように、色々アレンジしてるだけですよ! |
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・・・はぁ、もうどうだっていい。 とにかくお前はそこのメリーゴーランドでこいつらと閉園時間まで遊んでいろ。オレは帰る。 |
| ・・・・んなっ・・ちょっとま・・・ |
| おにいちゃん、もっかいメリーゴーランド乗ろうよ。 |
| おぅー!あとごひゃっかいは乗ってやるぞぉ~! |
| ほらー、お前も来いよーー!! |
| わ・・ちょ・・・押さないでください・・ぼくコンパクトを取りに行かないと・・・!ってわ~~、もうダメですって、メリーゴーランドの独特の揺れは無理です~~!! |
| むらさきいろのお兄ちゃんはこのおうまさんね! |
| ってうわ~~、また動き出しました~~!! |
| ・・・えんしんなんとかきってこれより回るのか!? |
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・・・・えんしん・・・?・・・・・あーー!!! と、止めてください、ぼくコンパクト取りに行かないと実験台になっちゃいます・・!!! |
| えー、もう止まらないって~。 |
| いくじなしだな~男ならぐじぐじいうなよな~! |
| ううう・・・!だ、だれか止めて・・・・ |