Windowsには標準で、タスクスケジューラという管理ソフトがついてるのですが、
案外一般的に知られてなかったり有効活用されてなかったり。
そしてタスクスケジューラにはPC裏で動いているプログラムを見つけ出すのにも便利です。
あなたのPCを重く・遅くしているものがタスクスケジューラで見つかるかもしれません。
(かといって安易に削除してしまわないように…自己責任でお願いします)
●タスクスケジューラの起動方法●
その1:cortana(コルタナ)/Windowsタスクバー左下の検索バーから「タスクスケジューラ」と入力し、表示されたタスクスケジューラをクリック
その2:「Ctrl+R」でファイル名を指定して実行し、「taskschd.msc」と入力しEnter。
その3:Windowsスタートボタン→Windows 管理ツール→タスクスケジューラをクリック
●タスクスケジューラの操作方法●
ぱっと見、何がなんだかわからない気がしますが、通常、起動した地点で全てのタスク一覧が中央ペインに表示されているはず。
表示されていない方は左側ペインから一番上のフォルダ「タスクスケジューラライブラリ」を選べばOK
自分が過去に作ったタスクや、目的のタスクが見つからない場合、文字検索機能とかはなさそうなので、
左側ペインから「タスクスケジューラライブラリ」を選択して一覧から探すか、フォルダがわかっている場合、目当てのフォルダを選択するのもアリ。
目的のタスクを編集したい場合はタスクをダブルクリックか、右クリックメニュー→プロパティを選びます。
タスクを選択した状態で下側ペインに表示される画面は基本確認用ウィンドウで、編集は無理っぽい。
正常に起動/実行されるかテストしたい場合は右クリック→実行するで確認してみましょう。
(怪しいタスクを見つけても実行はしないほうが良いと思います)
●タスクスケジューラのバックアップ●
削除したいタスクが見つかっても、削除する前にバックアップを取っておくと安心。
タスクスケジューラにはインポート・エクスポート機能があり、xmlファイルなどで書き出し出来ます。
バックアップを取りたい場合はタスクを右クリック→エクスポート、にて。
復元したい場合は右側ペインのインポートにて復元出来るみたいです。
●タスクスケジューラの活用方法●
毎日決まったタイミングや任意の条件で起動したいソフトやアラームや通知、定期的に実行したいバックアップソフト。
またはオートアップデートを止めたいなどにも役立つかもしれません。
(自己責任でお願いします)
ここでは一例として通常だと1週間に1回しか実行してくれないWindowsの時計合わせを、1日1回に指定し直してみます。
●Windowsで時計合わせをこまめに実行する(任意のタイミングで実行する)●
左側ペインから「Microsoft」→「Windows」→「Time Synchronization」を選択。
中央ペイン一覧の「SynchronizeTime」を右クリック→プロパティかダブルクリックでタスク編集画面を開く。
あとはトリガーの項目で、お好きなタイミングで実行させればOK。
画像付きで詳しい解説サイトさま
こちら 。
-追記:この方法では私の環境で正常に時計合わせをしてくれず、
「W32Time」サービスを使った時計合わせの方法もあるみたいですが、
こちらも秒単位で正確に時計合わせをする目的のものではないらしい。
→
windowsでNTP時刻同期の精度を向上させるには(外サイト)
もしくはbatファイルから起動するとかも有効かもしれない。
フリーソフトを使うのも選択肢
→
Windowsの時計を正確に合せる(外サイト)
自分で時計合わせソフトを作ってサービス登録する方法も考えたが、
ミリ秒単位での正確な時計合わせが面倒そうだったんで断念。
→がっつりWinAPI呼び出して作るサービス(面倒)→
参考(外サイト)
→VisualStudioからサービスのテンプレ呼び出して書き込む方式(こっちが楽)→
参考(外サイト)
VisualStudioのテンプレ利用の場合、アカウント切り替えは飛ばしてもOKで、
サービスのインストールは管理者権限で起動したPowerShellから
「New-Service -Name "YourServiceName" -BinaryPathName 【.exeファイルまでのパス】」
を入力してEnterの方が簡単かも。【】は取り除いてね。
タスクスケジューラが実行されない場合、「最上位の特権で実行する」にチェックがあるかどうかも重要になる場合があるので、一度試してみてね。
(自己責任でお願いします)
→タスクスケジューラが動かない原因
参考(外サイト)