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ねえねえダンテ、もうエイプリルフール終わっちゃいましたよ。 ごっくーはぜったい、エイプリルフールにメルマガ発行すると思ってたのに。 |
| ・・・・・・・・・・。 |
| ・・・・ってあれ?ダンテ? |
| ・・・・・・・・・・・・・。 |
| ・・・おぉーい。(つんつん) |
| ・・・・・・・・・・・・・・・・・。 |
| だめだ・・この天使、図書館の席で目を開けたまま寝てる・・。 |
| ・・・・zzz・・。 |
| ・・・・しょうがないなぁ~、じゃあぼく一人でしゃべっちゃいますからね。 |
| ていうか、なんでぼくたち図書館にいるんでしたっけ・・? |
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・・そうだ、確かルーミネイト様のお使いの天使に、事務処理がなんたらかんたら・・・ っていわれて、今図書館で待たされてるんですね、・・5時間ほど。 |
| ・・・・・・すー・・・・・。 |
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でもダンテって、しんだように眠ってますね、 ちょっとぐらい動かしても起きないのかな? |
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(ごそごそ・・いじいじ・・) ・・・・ふふふ、かんぺきです!これでもし・・ |
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| ヴァイオレット。 |
| うわわわわ・・・っ!(ガタンッ) |
| 椅子から落ちるヴァイオレット | |
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| あ・・・ごめん。でもあまりさわいじゃダメだよ、ロードスベイア様そういうのに厳しいから。 |
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ぜったいさっきまでのぼくの独り言より、 イコンが驚かしてこかしちゃった椅子の音の方が大きかったですもんねー。 |
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| ああ・・、はは・・。うん、ごめんね、でもなにしてるの?特にダンテ。 |
| ふふふ、これは新しい遊びなんです! |
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| ゴムひもを鼻の下で蝶々結びするのが・・? |
| ゴムひもはゴムひもでも、これはただのゴムひもじゃあ無いんです! |
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| ・・・ふぅん? |
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人間界で、おじいさんが履いてた股引(モモヒキ)が、 先日の暴風雨で飛ばされて、ぼくのところまで来たんです! |
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| え・・・それって・・ |
| せっかくなので、ももひきのゴムひもだけ頂いて帰ってきちゃいました☆ |
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| (・・どうしてまたゴムひもだけ・・。) |
| それにしてもダンテ、いつまでたっても起きないですね。 |
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| キミだってずっと寝てたじゃない。 |
| え・・!?ウソ、いつですか!!? |
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・・・・はぁ、君たちって普段は似てないワリに、 こういうとこは兄弟だなって思うよ。 |
| ええっどういう意味ですよぅ? |
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| はい、鏡。 |
| ・・・・・・・・・・・・・・・。 |
| ・・・・・・・・・うぎゃあああああああ!!??? |
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| いままでよくその顔でふつうにいられたよね。 |
| ・・・だ・・・だんて・・ダンテがやったんですね!!? |
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| 君たちいい加減そういうことやめたら? |
| こ・・・こんな可愛いチョウチョ結び☆じゃワリに合いません・・!もうすこしスゴい仕返しを・・! |
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| ヴァイオはいくつになったの? |
| 見た目年齢は13歳ぐらいです。ホントの年齢は、人間界に換算して18歳ぐらいだと思います。 |
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うーん・・・、換算ってところがアヤシイよね。 ぼくキミの本当の年齢知ってるよ、確か・・ |
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うあああああ・・・!!言っちゃダメですってば! ぼくのピュアでお茶目な少年イメージが台無しじゃないですか! |
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| そういうイメージだったの? |
| そうですよきっと! |
| ・・・・ウゥ・・・・ |
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| あ・・ほら、ダンテが唸ってるよ、違うって。 |
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え・・ちょどうしてそうなるんですか! ダンテはただ寝言言ってるだけですよ~! |
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| 寝ててもわかるんだね、すごいすごい。 |
| きっとたまたまですってば! |
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| それにしてもさ。 |
| ・・ほ? |
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・・・ほ?・・って(笑)、うん、いやその、 ぼくたち図書館でロケしてるけどさ、 |
| そういえばこんな小声でマイク録音出来るんでしょうか!? |
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というより、文章だけしか送れないんでしょ? わざわざ図書館で収録する意味あるのかな? |
| ・・・・・・・・・・んーーーー・・・・ |
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この窓からの日差しの射し具合とかさ、磨いたばかりのこの机のテカリ具合とかさ、 甘くてリラックスするようなこの香りとかさ、全部伝わらないんだよね。 |
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ついでにダンテにイタズラされた今のぼくの顔の酷さとかもですね。 むしろ伝わらなくていいですけど。 |
| ・・・ぐむむ・・・ |
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あ、ダンテのちょうちょ結びは見せたいです。 ・・どうせならモモヒキごと持って帰ってダンテに履かせたらよかったかな。 |
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| それはやめようよ・・なんか絵的に・・・。 |
| せめて頭に被せるとかはどう? |
| ・・・天使の頭にモモヒキを被せる・・って斬新ですね!それやりましょう! |
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| いやだからやめようよ・・・・・ |
| ってあれ、さっきの声・・ |
| 私だけど? |
| わー、ローザ先輩どうしたんです、髪切ったんですか?? |
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| ヴァイオレット、声、小さくね。 |
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以前天体部の五人組を一度だけ天界に連れてきたことあったわよねぇ? 極レンジャーの人たちも連れてきたりしないの? |
| あれ・・そんなこともありましたっけ。でも手続きが面倒じゃないですか。 |
| あの時は勝手に連れてきてたじゃない~ |
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ああ・・そうですよ思い出しました! あの人達が天界に来たのって、すごく面倒なことして、 ぼくの転送に紛れ込んで付いて来たんですよ確か! |
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あの時は不法に人間を侵入させたっていうので、 怒られまくってたわよねぇ、ダンテとかに。 |
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ダンテ含め役17人ぐらいの天使に怒られまくりましたよ・・ おかげでローザ先輩のティータイムに間に合いませんでした・・じくじく。 |
| はいはい、もうかなり昔のことなんだから、そうやってぐじぐじしないの~ |
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ダンテさん、書類が出来上がりましたので、こちらの・・・・・ ・・・ぅい゛っ!? |
| 今なんとも言えない声が聞こえたんだけど。 |
| おじいちゃんの股引ゴムひもちょうちょ結びもちょっとは反応があるみたいですね! |
| ・・な・・・何やってるんです・・・ダンテさん・・・・・ |
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だってぼくたち5時間も待たされっぱなしだったんですよぉー。 暇すぎておじいさんのゴムひもでちょうちょ結びをしたくなっちゃうのも無理ないじゃないですか! |
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| おじいさんの・・っていう部分はわざわざ強調するとこなんだ? |
| (ああ・・ダンテさんが・・・・ダンテさんがこういう趣味の持ち主だったとは・・) |
| ぼくが預かっておきます、書類。 |
| え・・それじゃあヴァイオレットさんに・・・・・GYAAAAtttt!!!!!! |
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| ・・・なんかアルファベットっぽい声が聞こえたような・・ |
| どんな声なのそれ? |
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なんて顔してるんですかっっ・・!!!!? それは新種の儀式か黒魔術なんなんですか!!? |
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え・・!あ・・そ、そうでした!、 ぼくもいつの間にかダンテに顔にイタズラされてたんでした! |
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| ていうか、ヴァイオレットの顔のほうがひどいね、どう見ても。 |
| それよりあの天使、なんか怯えちゃってるけど。 |
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| こうやってまた、あらぬ噂が増えていくんだね。 |
| いい加減に兄弟喧嘩なんてやめればいいのに。 |
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| でもやってることが子供っぽいんだよね。 |
| じゃあ書類も手に入ったみたいだし、ダンテはこのまま放っておく? |
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あうぅ・・それには賛成です。 でもその前になんか・・こう・・顔を隠すものください!! |
| はい、これ。ヴァイりんがこの前くれたお土産が手元にあったわ♥ |
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| (・・それ・・トイレットペーパー・・・???・・しかもおみやげ??) |
| あ、ありがとうございます!こ、これで驚かれなくてすむ・・。 |
| じゃあ帰りましょー!ローザ先輩のお菓子早く食べたいです! |
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| あ・・なんか先に行っちゃうけど・・いいの? |
| 次の朝の噂は決まりね!天界に包帯男出現!! |
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| わかってるなら止めてあげればいいのに。 |
| 本人はうまく誤魔化せてると思ってるんだしいいんじゃない? |
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| こうしてまた噂が増えていくんだね、ヴァイオレットとダンテ兄弟は・・。 |
| え・・で、なに?もしかして今回俺ら出番なし? |
| あるじゃないか、今ここに。 |
| 思い切り楽屋裏ですけれどね。窓の外に生ゴミとか置いてありますし。 |
| あ、スルメ食う? |
| ブラック、スルメ食べ過ぎだよ、見てて恥ずかしいよ! |
| 爪楊枝もちゃんとあるぞ、ほら。 |
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だからつまようじでスルメ串刺しにして食べるの止めようよ。 なんか変な人だよ。 |
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夕暮れ時に一人公園の砂場で、謎の物体を作って喜んでる 中年のおじさんという地点でもう論外ですよイエローさん。 |
| 違う!謎の物体でも何でもない!あれはだな、EA-18G グロウラーって言って・・ |
| いいよどうせ怪魚とかにしか見えないし。 |
| 意外とこういうのがさ、後の世に高値がついたり・・ |
| ないない。 |
| いくらなんでも人間だって見る目ぐらいは持ってる。 |
| 幼稚園児の工作の方がまだ上手いものですよ。 |
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くっ・・・!もういい放っておいてくれ! もうお前らなんかにこのスルメはやらんからなっ!! |
| スルメぐらいあげるってー |
| そのスルメ賞味期限切れてますけどね。 |
| げっ、俺食っちまった! |
| すまない・・この部屋使うの・・3年ぶり。 |
| 3年も放置するほど部屋余ってるなら俺に分けてくれ!! |
| ああ、通りでこのお茶も賞味期限が・・。 |
| うひー、あっき飲んじゃったよこのお茶・・! |
| ホワイトがお茶いる?って聞くから!! |
| 賞味期限ぐらいチェックしてよ~! |
| いえ賞味期限はチェックしましたが、お茶が飲みたいとおっしゃったので。 |
| ぎゃーーん、言ってくれ!!せめてわかってたなら言ってくれ!! |
| でもお茶、飲みたかったんでしょう? |
| 賞味期限が3年前に切れたお茶なんて飲みたくないよ~! |
| ・・・仕方ありません、では、これは・・こうして・・。 |
| あれ・・ぜったいブラックに飲ませる気・・だよね?? |
| 俺たちは関わらないでおこう、いや関わってはいけないって第六感が言ってる!! |
| あ、ホワイトがお茶に変な液体混ぜてる。 |
| 見ちゃいかん!!俺たちは何も見てないんだ!!さらばーー! |
| あ・・あわわわーんまってよレッド!あっきもモルモットはゴメンだよぅー! |
| ・・・・・・・・・。なにかすごい誤解をされて逃亡されちゃいましたが・・。 |
| お前さんの普段の行いが危険すぎるんだろ。 |
| ・・・とかいいつつ、何してるんですブラック? |
| え・・あぁ、いいや、ちぃとトイレに・・。 |
| トイレはそちらじゃありませんが。 |
| いや急用を思い出してな、じゃ、じゃあ!! |
| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 |
| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 |
| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 |
| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 |
| ・・飲みます? |
| 遠慮しておきます。 |
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