
| 彼岸花~~彼岸花~~ |
| 五月蠅い半天使。彼岸はもう終わったぞ。 |
| これからは夜の時間がだんだん長くなっていくのね~ |
| 夜が長くなるってなんかあまり嬉しくないです・・ |
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・・そうかな?夜が寒くなってきたのも相俟って、 済んだ空に満月が浮かぶ様はとても静謐で美しいよ。 |
| 今年の中秋の名月は確か・・9月19日だったかしら。 |
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| だね。10月に入ったら体育の日とかハロウィンとかお祭り行事が待ってるかな? |
| お祭り!屋台と神輿とお酒と夜店ですね!! |
| ・・言っておくが、任務中に買い食いなんかしたら即異界に突き落としてやるからな。 |
| ぶーダンテにそんな権限ないくせにー |
| る、ルーミネイト様に頼んでだ! |
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| すぐそれだねダンテは。 |
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フンッ、今だけはこの地位に留まっているが、あと少ししてみろ、 俺も上級天使になって半天使などという存在は天界から即刻排除してやる。 |
| 上級天使の前に、せめて中級天使の中位ぐらいまでには昇格しなくちゃね~ |
| 五月蠅い、そんなの俺が本気になって手柄を立てればすぐ・・ |
| イコン、私達が上級天使になるためには平均どれくらいかかるものなの? |
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| うーん、最低でも・・・千年? |
| ・・・・・・。 |
| うふふ、じゃあダンテには千年分頑張ってもらわないと上級天使なんて無理よねぇ♥ |
| 千年分を一年で成し遂げるとしても、今から普通の天使の千倍は頑張らないといけないわけね。 |
| じーーーーっ |
| ジロ・・・・・ |
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| じぃ~~~~~っ |
| な、・・・・なんだお前ら・・何なんだその疑いしか感じられない目は! |
| こうしちゃいられないわね!今日からダンテには千人分の天使のお仕事をしてもらわなくっちゃ☆ |
| ダッ・・やはりそうきたか!しかし安心しろ。俺は既に千人分の仕事ぐらいぱぱっとこなせている! |
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| とは言っても昇格スピードはローザとあまり変わらないよね。 |
| つまりローザと同じ仕事量しかこなせてないって判断されてるのよね結局。 |
| ぐ・・・・・。 |
| ・・・・・・・・・。 |
| ・・・・・・・・・・・・・。 |
| ダンテが百年以内に昇進しない方に10k。 |
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| 1万?・・もう確信してるんだ。昇進出来ないって。 |
| お前ら・・。 |
| 極レンジャー乱☆入! |
| ・・・フンッ。 |
| (ずりっ)んえっ!?・・・・あぎゃーーーっっ!!!!!・・・・ぶっっ!!!? |
| あ、いきなりダンテがレッドの踏んでたマットを引っ張ってレッドが滑ってコケて壁に顔面ぶつけた~。 |
| わざわざ説明すんなよ・・恥ずいだろ・・・ガクッ |
| あ、レッドが力尽きた。 |
| もう、レッドに八つ当たりしてどうするのー。いくら昇進の見込みが絶望的だからって。 |
| 絶望的など誰も言ってない!俺だっていつかは・・・きっと・・・いや絶対に・・ |
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今日の集合場所は会議室なんだね。 ・・・・で、イエローはホワイトボードに落書き中かい? |
| あ、うん。レッドの白目向いてるとこー。 |
| っておいコラ!人が伸びてる横で何俺を絵に描こうとしてやがる! |
| あ~!タイミング良く起きないでよね~!いまいいとこだったのにぃ~ |
| 人がノビてんだから『大丈夫?』の一言ぐらいかけろや!てか似てね!!その絵似てね!!! |
| え!何言ってんのさ!結構傑作だよ!ほら白目とか特にいい感じに |
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いい感じの白目ってなんだよ!助けろよ!!! しかもそれ仰け反ったイソギンチャクとか魚類にしか見えねえし! |
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もーレッドったら冗談キツイよ!どこをどう見たらイソギンチャクに・・・・・ ・・・あれ?・・・・そう言われて見ると・・・・。 |
| 高度なだまし絵みたいですね、イソギンチャクと言われちゃうとイソギンチャクにしか見えなくなるっていう。 |
| だまし絵!?あっきって絵の才能ありまくり!? |
| 凡人でも万にひとつは奇妙なもんを生み出せるってやつだぜきっと! |
| 要するに『偶然』の産物ってやつですねー。 |
| ち、ちがうよぉ!あっきにはきっとすごい才能が・・ |
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それはそうと・・・備品を壊したら弁償なんですから、レッドさん、 そうやってパイプ椅子をどこからか持って来て戦闘を繰り広げようとしないでいただけませんか? |
| げっ、ホワイトもう来たのかよ、ちんたら後ろのほうで歩いてたくせに。 |
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えっとちなみにですね、今回のお部屋は、会議室っぽいところで、 入り口左手にホワイトボード、右手に資料を収納する書庫というか収納棚があって、 中央に黒光りしてる長机とパイプ椅子、で奥にはおっきな窓があります! |
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あ!こんなところにお菓子が!賞味期限ギリギリです! せっかくなのでピンクちゃんが食べて差し上げましょう。 |
| ぬあぁ~ダメですって、お部屋借りてるだけなんですから。 |
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でもあと2日で賞味期限きれちゃいますよ!勿体無いじゃありませんか。 ヴァイオレットさんは一応天使なのに貴重な食料をみすみす無駄にするつもりなんですか? |
| 貴重な食料・・・つぅより駄菓子だけどナ。 |
| 駄菓子だってれっきとしたおやつ・・いえ食べ物です! |
| にしてもここだけカギかかってねぇなんて・・アヤシイよなイエロー? |
| ・・・ん?お菓子の入ってた戸棚のとこ? |
| きっとピンク以外にも盗み食いした奴がいるんだぜ! |
| ピンク以上の食いしん坊なんていたかに?・・もぐもぐ。 |
| あぁーっ!ミルフィーユ!どこにあったんですか!?私がチェックした時にはこの駄菓子しか・・!! |
| 持参だに持参。ピンクみたいに他人の私物漁ったりしないにー。 |
| むーーー、なんっっか・・解せません。 |
| あ、そ、それじゃあみなさん、10月もハロウィンに秋祭り、色々楽しみましょう! |
| ・・無理やり締めやがった。 |
| ・・・結局、駄菓子の棚だけカギが開いてたのはどうしてだったんでしょうねぇ? |
| 実はピンクがカギ持ってたとか! |
| えー、あっきはパープルがアヤシイと思うな!ミルフィーユ食べてたし! |
| ・・と見せかけて無理やり会話を締めたヴァイオレットさんが犯人・・の可能性も・・フフ。 |
| 意外とあの場にいたのにヒトコトもお喋りがなかったブラックさんなんてど~う♥。 |
| お、俺!!? |
| ・・ふふ、ま、真実は闇の中、でいんじゃない? |
| あーー!なんかノルディまで怪しく見えてきた!! |
| じゃあね~また次回っ。(ウインク) |
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